IEよりChromeの方がよく使われているという記事を見ました。Chromeって何ですか?

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第31回 Q.自宅に無線LANを設置したいのですがどうすればいいのでしょうか?

WebブラウザのシェアでIEがChromeを逆転したという記事を見ました。Chromeって何でしょう? そもそも読み方がよくわかりませんが、IEより優れているのでしょうか? Chromeにした方がいいのでしょうか?

A.ChromeはGoogle社製のWebブラウザです。

Chromeは「クローム」と呼びます。

インターネット上のWebサイトを閲覧するための「Webブラウザ」というジャンルのアプリは、Windowsに付属する「IE」(インターネットエクスプローラー)やWindows10で新しく付属する「Edge」(エッジ)が有名ですが、実は他にも様々なWebブラウザがあります。

例えば、アップル社のWebブラウザ「Safari」はiPhoneにも搭載されているのでiPhoneユーザーは日常的に使っていますし、OperaやFirefoxというWebブラウザもあります。

Chromeはその中のひとつ。Webブラウザとしては後発ですが、Google社が開発したということもあり、急速に普及しました

インプレス社の「InternetWatch」2016年5月7日の記事によると、現在、世界でもっとも使われているWebブラウザとなっています。IEとEdgeを合わせてもChromeにかなわないところにまで普及しているのです。

日本ではIEがポピュラーですが、日本以外の国ではChromeが標準のブラウザになりつつあるといっていいでしょう。

Chromeはどこが違うの?

IEもChromeも基本的な仕事は「Webサイトを閲覧する」ことです。Chromeには特にスゴイ機能があるわけでもありません。

しかもIEはWindowsに標準でついてきますが、Chromeは自分でダウンロードしなければなりません。

その点、ハンデを背負っているわけですが、なぜ普及したのでしょう。

様々な理由がありますが、今、Chromeに乗り換えるなら次の3点がポイントになるでしょう。

1)マルチプラットフォームである

IEやEdgeはWindows専用ですが、ChromeはWindows、Android、Mac、iPhoneと一般的に使われているほぼすべてのパソコンやスマートフォンで使えます。たとえば、iPhoneとWindowsを使っている人もどちらもChromeで統一できるわけです。

2)Googleの様々なサービスと相性がいい

Google社のサービスと連携しやすいため、Googleアカウント(Androidスマートフォンを使ってる人はみな持っているはず)を持っていると、複数の機器でブックマークや履歴を共有できるなどGoogleサービスをより便利に使えます。

3)拡張機能(アドオン)が多い

Chromeにはアドオンと呼ばれる多くの拡張機能やChrome上で動作するアプリ(Webブラウザのウインドウの中で動作する)が用意されています。Chromeウェブストアからダウンロードして、Chromeの様々な機能を拡張できたり、自分が使いやすいようにカスタマイズできます。

特にGoogleの各種サービスを使っている人にお勧めできます。

Chromeを使ってみよう

Chromeを使うのは簡単です。ダウンロードからインストールまでしてみましょう。無料のアプリですから気兼ねせずダウンロードしましょう。

これで使い慣れたブックマークや今までの履歴、IEに保存したパスワードなどが引き継がれました。

他のパソコンやスマートフォンでもChromeを使っていると、ブックマークが自動的に同期されますし、他の機器での履歴も見られますから、スマートフォンでは見づらいサイトを家のパソコンでじっくり、という使い方もできます。

Chromeらしい使い方をしてみましょう

Chromeははじめて使うという場合でも基本機能はIEやEdgeと同じです。そこは安心して下さい。Webサイトを利用するためのアプリですから。

まず画面デザインをEdgeとChromeで見比べてみましょう。
後ろがEdge。手前がChrome。多少デザインは異なるものの、ボタンの並びも同じなので戸惑うことはないはず。アドレス窓の右にある☆をクリックするとお気に入り(ブックマーク)にはいります。その右がその他の細かいメニューです。Chromeはわたしが自分のアカウントでログインした状態の画面となっています。

Chromeならではの使い方といえば、やはりWebアプリや拡張機能でしょう。

ブックマークバーの「アプリ」をクリックすると画面に登録したアプリが表示されます。アプリといっても深く考えることはありません。ログインしていない状態でも、Google関連のサービス(YouTubeやGmail、スプレッドシートなど)がいくつか登録されています。ここでウェブストアをクリックするとChrome用のアプリや拡張機能を入手できる「Chromeウェブストア」につながります。

ここからアプリや拡張機能、ゲームなどを入手できます。無料のものも多いので、面白そうなものを試してみるといいでしょう。ゲームや写真編集アプリも用意されているほど内容は多彩です。

Google純正のアプリなどいくつか追加してみました。地図を見たいときはアプリからGoogleマップを、YouTubeを見たいときはアプリからYouTubeをというようにすぐアクセスできて便利です。

ではどんな人にお勧めなのでしょう。

まずGoogleアカウントを持っている人なら、入れてみるべきでしょう。「既定のブラウザ」にはしないにしても、Googleのサービスを使うときだけでもChromeにしてみるのは悪くありません。そして気に入ったら移行してもいいでしょう。

様々なインターネット上のサービスを活用したい人は、機能拡張やアプリが充実したChromeがお勧めです。

見た目はシンプルですが、使う人次第でいろんなことができる上に、動作も軽快なのは、さすが世界で一番使われているWebブラウザだなと思わせてくれます。

(※本記事の内容は2016年7月13日時点の情報です)

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荻窪 圭 プロフィール
1980年代にパソコン雑誌のライターとしてデビューした老舗のIT系ライター。趣味が嵩じて、「古道研究家」や「猫写真家」と呼ばれることもある。最近はデジタルカメラやスマートフォンを中心に活動しておりデジタルカメラ評論家としての側面が強いが、かつては入門記事を多く手がけるパソコンライターとして、「ASAHIパソコン」「特選街」をはじめとする無数のパソコン誌・一般誌に執筆していた。