Windows 10へのアップグレードは、すぐにしたほうがよい?(第25回)

パソコン・インターネットお悩み相談室

第25回 Q.新しいWindowsは無料だと聞きましたが、すぐに新しくした方がよいでしょうか?

新しく出たWindows 10は無料でアップグレードできると聞きました。誰でもすぐにWindows 10にできるのでしょうか? Windows 10にしたほうがいいでしょうか?
ところでなぜWindows 8の次がWindows 9ではなくWindows 10なのでしょう?

A.Windows 7か8.1を使っているパソコンからは無料でWindows 10にできます。

2015年の7月末頃、Windows 10が大々的に登場しました。しかも無料アップグレードといいます。
なぜ今回は今までと違って無料でアップグレードできるのか、なぜWindows 8の次なのに9ではなくて10なのか。
正確にはわかりませんが、マイクロソフトにとって非常に重要なバージョンだからでしょう。
マイクロソフトは今後のWindowsのベースを、パソコンもタブレットもすべて「Windows 10」にしようと考えています。ですからできるだけ多くの人に移行してもらいたい。そういう意味もあるでしょう。

また、スマートフォンの世界ではiPhoneもAndroidも新しいバージョンには無料でアップグレードできます。パソコンの世界でも、Mac用のOS Xは無料で新バージョンへのアップグレードを提供しています。そういう時代にWindowsだけ有料ではなかなかアップグレードしてもらえないという事情もあるでしょう。

Windows 8の評判があまりよくなかったため、イメージをかえるため、ひとつ飛ばしてキリがいい「10」という数字にしたかったのかもしれません。

今回はそのアップグレードの話をしましょう。

誰でも無料アップグレードできるの?

「誰でも」といってもさすがに制限があります。
 無料アップグレードの条件をマイクロソフトのホームページで確認してみましょう。

これがマイクロソフトのホームページにある条件です。簡単にいえば次の2つです。

  • 開始から1年間のみ(7月29日発売ですから、2016年の7月29日までとなります)。
  • Windows 7か8.1が動作していること。

つまり、Windows XPやVistaは無料アップグレード対象ではありません

無料アップグレードをしてみましょう

無料アップグレード自体はものすごく簡単です。

が、その前に次の4つをチェックしておいてください。

1. 自分のパソコンがWindows 10に対応しているかチェックすること

これはNECの場合。このようにたいていのパソコンメーカーは自社ユーザーのためにWindows 10へのアップグレード用ページを設けています。そこで自分の機種が対象になっているかどうかを調べましょう。パソコン自体はWindows 10に対応していても、そのパソコンに付属するソフトやそのパソコンならではの特殊な機能が未対応の場合が有り得ます

またソフトや周辺機器によってはWindows 10で使うと不具合が発生するものがあるかもしれません。手放せないソフトがあるなら確認しておきましょう。

2. Windows UpdateでOSを最新の状態にしておくこと

つづいてWindows Updateをかけ、今使っているOSを最新の状態にしましょう。これは必須です。特にWindows 8の人は8.1にし、さらにWindows Updateで最新の状態にしないとアップグレードがうけられません。

3. データのバックアップをとること

Windows 10へのアップグレードは100%うまくいくとは限りません。念のため、バックアップを取っておきましょう。というか、バックアップは普段から取っておくべきです。何があるかわかりませんから。

e-mansion lifeでお申込みできるバックアップソフトがあるのでぜひ使ってみてください。

データバックアップ+復旧 安心パック(Windowsパソコン版)のお申込みはこちら

詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。

4. 時間とハードディスクの空き容量をチェックすること

Windows 10へのアップグレードは、非常に大きなデータ(約3GB!)をダウンロードし、ハードディスク上で細かな作業を行いながら実施されます。

大容量のデータをダウンロードするので、モバイル回線や公衆のWi-Fiは避け、自宅の回線を使いましょう。
また、ハードディスクの空き容量が少ない人はなんとかして空けましょう。最低でも数10GBくらい開けておくと安心でしょう。

さらに、アップグレードは非常に時間がかかります。わたしの場合、ダウンロードの開始からWindows 10にアップグレードされて使えるようになるまで4時間近くかかりました。インストール作業中はパソコンは使えませんから、時間に余裕があるときにすべきです。ダウンロードだけを先に行い、インストールは別のときに実施することも可能ですので、寝る前にインストールを始めるという手もあります。

いよいよアップグレード

準備ができたらいよいよアップグレードです。
Windows 10へのアップグレードは、実は驚くほど簡単です。
Windowsを起動すると、タスクバーに「田」のアイコンが追加されているのに気づきましたか?
これが「Windowsを入手する」アイコンです。このアイコンが出ていることが最低限の条件となります。




あとは画面の指示に従って下さい。
開始から3~4時間、無事、Windows10になりました。

どのくらい時間がかかるかはパソコンの性能やインストールされていたソフトの数などによっても変わりますので目安程度に思って下さい。アップグレード中、何度も再起動されます。驚かずにじっと待ちましょう。

はたして、Windows 10にするべきでしょうか? やめておくべきでしょうか?
一概にはいえませんが、個人的な感想としては、Windows 8ユーザーは10にアップグレードすべきだと思います。まだ出たばかりで不具合が残っているかもしれませんが、Windows 8に比べると操作もわかりやすくなり、完成度が上がったと感じます。

今使っているパソコンが古いもので将来買い換える予定があるのなら無理をすることはありませんが(ちなみにわたしは5年前のパソコンをWindows 10にしてみましたがうまくいきました)、今のパソコンをしばらく使い続ける予定なら思い切ってWindows 10にするのも良いかと思います。

(※本記事の内容は2015年10月14日時点の情報です)
(※2016年10月19日一部更新)


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荻窪 圭 プロフィール
1980年代にパソコン雑誌のライターとしてデビューした老舗のIT系ライター。趣味が嵩じて、「古道研究家」や「猫写真家」と呼ばれることもある。最近はデジタルカメラやスマートフォンを中心に活動しておりデジタルカメラ評論家としての側面が強いが、かつては入門記事を多く手がけるパソコンライターとして、「ASAHIパソコン」「特選街」をはじめとする無数のパソコン誌・一般誌に執筆していた。