スマホからパソコンまで家族みんなの機器でファイルを楽々やりとり

いまや、家族それぞれがさまざまなIT機器を使うようになった。それぞれがスマホを持っているし、パソコンやタブレットも使っていることだろう。4人家族なら、スマホ4台、パソコン2台、タブレット1台といった利用状況も珍しくない。そんな時に困るのがファイルのやりとりだ。学校行事の写真を父親のスマホから娘のスマホに転送したり、母親のスマホに保存したメモを家のパソコンにコピーしてプリンターで印刷――そんなやりとりが手軽にできる方法をご紹介する!

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スマホのファイルを簡単にパソコンへ転送することができれば、印刷や書類作成に大活躍するはずだ。

ファイルを移す方法は色々ある

さまざまな機器の間でファイルをやりとりする方法はいくつかある。手っ取り早くておなじみなのがメールに添付して転送する方法だが、写真などをたくさん送るときには選択が面倒だ。また、メールサーバーの容量を超えると添付がはじかれてしまうことも少なくない。LINEなどのSNSでも写真を大量に送る際には、まとめてダウンロードして使うのは面倒で、解像度が落ちてしまうこともある。

DropboxやGoogleドライブなどのオンラインストレージを利用して転送する方法もあるが、利用する端末すべてにアカウントを用意してログインしなければならない。また、アップロードとダウンロードを繰り返すので時間が掛かる。さらに、SNSやオンラインストレージは、サーバー上に写真などがずっと保管されるのが気持ち悪いと思う方もいるだろう。

そこで、今回おすすめするのが『Send Anywhere(センドエニウェア)』というアプリを利用したファイル転送だ。まずは、アプリをインストールして準備しよう。iPhone、Android共に、ストアから「Send Anywhere」で検索するとすぐに見つかる。パソコンにも専用のアプリがあるが、とりあえずはブラウザーからも使えるのでそちらを利用すれば良い。インストールは不要だ。

Send Anywhere(無料)
Send Anywhere

簡単で迅速な無制限のファイル転送サービス Send Anywhere(センドエニウェア)は会員登録しなくても無料で利用可能です。スマホで撮った写真や動画をPCに移行するとき、友達に写真を共有するとき、音楽ファイルをスマホに入れるときなどファイルのやり取りをするすべての瞬間にSend Anywhereをぜひお試しください!

Get it on Google Play
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iPhoneのApp Storeからアプリをインストール。Androidスマートフォンも同様だ。

Send Anywhereを利用すると、ファイルの送信がとても簡単にできる。アプリから送りたいファイルを選んで送信すると、ファイルは専用のサーバーに保存される。続いて、受けとりたい端末でダウンロードする仕組みだ。ダウンロードの際には、6桁の暗証番号を入力するだけでOK。ファイルは10分間しか保存されないので、うっかり削除を忘れても何も心配はいらない。

早い話が、ちょっとしたファイル転送に気軽に使えるアプリなのだ。動画や写真などの数が多くて容量がかさんでも、さほど問題なく利用できる。利用にあたっては、送受信する端末がインターネットにつながっているのが条件だ。家のWi-Fiに接続していれば、動画などの大きなファイルも問題なく送受信できる。

出先でもインターネットにさえ接続できていれば送受信は可能。旅行先で写真をシェアするような使い方もできる。ただし、モバイルデータ通信を利用すると消費容量が大きいので、なるべくWi-Fiを利用したい。また、目の前にいる相手だけのやりとりでなくてもかまわない。出先で撮影した写真を自宅の家族に送信することも可能だ。

iPhoneやAndroidスマートフォンでアプリを起動すると、画像などのリストが表示されるので、送りたいものを選択する。複数の写真やビデオを選びたいなら次々にタップしていけば良い。

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アプリから送信したいファイルを選ぶ。撮影した写真なども選択可能だ。
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画面上部のメニューをタップすれば、動画や各種の書類も送れる。画面はiPhoneだが、アンドロイドでも同様に使える。

6桁のコードで安全にやりとりする

送るファイルを間違いなく選択したら「送信」ボタンをタップする。すると、画面上に6桁のコードが表示されるので、受信したい端末でもSend Anywhereを起動して「受信」をタップし、このコードを入力すれば良い。目の前にあるスマホ同士でやりとりするなら、QRコードを読み取ってもOKだ。

たったこれだけの操作でファイルを転送できる。転送中はデータが暗号化されているので安全にやりとりできる。また、ファイルは10分間の期限を過ぎると、サーバーから自動で削除されるのも安心なポイントだ。

パソコンの場合は、ブラウザーで「Send Anywhere」で検索すると、専用のウェブページが表示される。うまくみつからない場合は、「https://send-anywhere.com/ja/」このアドレスを入力すれば良い。

ウェブページが開いたら、6桁のコードを入力すれば受信可能だ。ファイルは、ZIP型式で圧縮されているので開いて利用する。

パソコンのファイルをスマホに送る

Send Anywhereを利用すると、逆にパソコンの書類をスマホに送ることも可能だ。例えば、パソコンのExcelで作った書類をiPhoneで持ち歩こうとするとちょっと面倒だが、Send Anywhereがあれば、手軽に利用できる。

パソコンではブラウザーでSend Anywhereのウェブページを開き、「ファイルを追加」をクリックしてファイルを選べばOK。こちらでも、表示される6桁のコードをスマホのアプリで入力すれば良い。

なお、一度送信した相手の端末は「機器に送信」から送信できる。この方法を利用すると、6桁のコードも不要になる。自分の持っている端末同士のファイル送信や家族同士なら、より素早くできるわけだ。

Send Anywhereを利用すれば、端末の種類を問わずにファイルをやりとりできる。どの端末でも使い方はほぼ同様なので、家族みんなで利用することをお勧めしたい。必要なファイルをまとめて即送信できるのはとても便利だ。アプリは無料で、利用費用なども一切掛からないので今日から使ってみたい。

※本記事の内容は2017年7月19日時点の情報です。

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戸田 覚 プロフィール
1963年生まれ。IT・ビジネス書作家としてキャリア25年以上。「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作累計140冊超。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。また、IT系、ビジネス系を中心に連載を月間40本以上こなしている。