SIMフリースマホを海外で活用しよう!

お出かけするのに気持ちの良い季節になりました、夏休みなどこれから行楽シーズンを迎えます。海外旅行に出かける方も多いでしょう。
そんな旅行先でこそ、スマホを活用して目一杯楽しみたいところです。Googleマップは世界中で使えますから、移動や観光には欠かせません。また、旅行ガイドのウェブページを調べればちょっとした空き時間も有効に使えますし、翻訳アプリがあれば買い物にも役立ちます。

ところが、データ通信ができなければスマホを活用することはできません。今回は、台湾を例に、最近話題のSIMフリースマートフォンを海外で活用する方法を紹介します

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事前準備を忘れずに

旅行に出発する前に、日本での事前準備を欠かさないようにしておきましょう。海外でSIMフリースマホを活用するためには、旅行者向けのSIMを手に入れる必要があります。国や地域によって購入場所や契約方法が異なるので、行き先ごとにチェックします。

台湾は空港で手軽に購入して設定できます。韓国は空港やコンビニで買えます。中国旅行の際には、香港のSIMを日本のアマゾンで買っていくのが定番です。アメリカはスーパーで買うとお得ですが、日本でも購入可能です。ただし、これはあくまでも例です。自分が出かける先でベストな方法を調べておきます。

SIMフリースマホを持っていない方は、キャリアの海外通信サービスを利用すると良いでしょう。料金は高くなりますが簡単に利用できます。

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SIMを手に入れるときにはサイズにも気をつけましょう。最近のスマホは、microSIMとnanoSIMのどちらかが使われています。(写真のSIMは、小さいサイズの「nanoSIM」。)

空港で手配する

台湾の場合には、空港でSIMを購入して手続きまでできます。空港の到着ゲートをくぐると、近くに携帯電話会社のブースがあります。ここで手続きが可能です。

ユーザーが決めるのは、利用する日程です。3日、5日、7日などの期間が定められています。旅行中をカバーできないと意味がありません。4日の滞在なら3日では物足りないので、5日を選びましょう。同じ期間でも、通話のコストで料金が変わります。

現地で通話する可能性があるなら、通話量の多い方を選びたいところです。昨年の取材時には、5日の通信が300台湾ドルですが、300台湾ドルぶんの通話が付いていると500台湾ドルになります。通話料金は時間帯などによっても異なります。ちなみに、1台湾ドルは3.6円程度(2017年4月時点)ですが、手数料などがあるので僕は4円で計算しています。

僕の場合、家族や友人と出かけるなら、一人は通話の多いプランにします。レストランの予約などはその人のスマホで行えばOKでしょう。後のメンバーは、迷ったときや待ち合わせの通話のみに利用します。

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空港にある旅行者向けSIM販売のカウンター。
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料金が表示されているので、日程に合わせて選びましょう。

設定はカウンターの人がやってくれます

空港の店舗の方は、当然ですが旅行者に慣れています。日本語は話せても片言ですが、まず困ることはありません。プランを指さして選び、スマホとパスポートを提示します。「SIMフリーですね」と確認されるので、「はい」と答えるだけで購入が進みます。

繰り返しますが、SIMフリーのスマートフォンでなければ今回の仕組みは利用できません。大手キャリアのスマートフォンも購入後6ヶ月でSIMロックを解除できるケースもあるので、旅行前に調べておくと安心です。

スマホを差し出すとSIMをセットして、通信できることを確認してくれます。この時に、すでに日本で利用していたSIMを取り外して戻してくれます。このSIMをなくすと、日本で通信ができなくなるので、大切にしまってください。

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SIMについているパンフレットです。
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現地で購入した上のSIMをセットして、日本で使っている下のSIMを返してくれます。なくさないように気をつけてください。
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台湾の地下鉄路線図なども、データ通信ができればすぐにダウンロード可能です。もちろん、Googleマップも使えます。

台湾の場合は、3日通信が使い放題で1,000円程度の料金しかかかりません。5日で通話量が多いプランを選んでも2,000円以下です。海外での情報収集で困らなくなるのですから、お得です。また、テザリングを使うことで、家族間で通信をシェアすることもできますし、パソコンなども利用可能です。

ちなみに、大手キャリアの海外通信プランを使うと、1日1,980~2,980円程度かかります。コストは大きく違うので、お得に使いこなしたいところです。

※本記事の内容は2017年5月17日時点の情報です。

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戸田 覚 プロフィール
1963年生まれ。IT・ビジネス書作家としてキャリア25年以上。「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作累計140冊超。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。また、IT系、ビジネス系を中心に連載を月間40本以上こなしている。