iPhoneをより賢く使うWi-Fi設定のポイント

最新機種が登場したiPhoneは、相変わらずの人気。とても便利で楽しいのでヘビーに使ってしまいがちだが、そこで気になるのがデータ通信量だ。キャリアとの契約によってデータ通信量の上限が決まっているので、足りなくなりがちな人も少なくないだろう。今回は、家のWi-Fiを上手に使って、快適なiPhoneライフを過ごす方法を紹介しよう。

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接続先をチェックしておこう

Wi-Fiの設定は、誰でもすでに行っているだろう。ところが、最近のルーターを使っていると、アクセスポイントが2つ表示されることが少なくない。例えば、弊社推奨の無線LANアクセスポイント(NEC Aterm WG1200HP)の場合は「aterm-XXXXXX-a」と「aterm-XXXXXX-g」が表示される。どちらも表示されるなら、前者の「aterm-XXXXXX-a」に接続することをおすすめする。

この2つは帯域の違い(2.4GHzと5GHz)を表している。最新のiPhoneは高速に通信できる「11ac」で接続可能だ。

とはいえ、こんな難しいことを考える必要はなく、2つのアクセスポイントが表示されたら「a」のほうに接続すればいい。対応してないモデルでは「a」のアクセスポイントが表示されないので、接続もできない。2つ表示されていたら、「a」につながないともったいない――と思っておけば良いだろう。

Wi-Fiの設定はおなじみ。「設定」-「Wi-Fi」で行う。
Wi-Fiの設定はおなじみ。「設定」-「Wi-Fi」で行う。
アクセスポイントが2つ選べる場合には、「a」に接続しよう。
アクセスポイントが2つ選べる場合には、「a」に接続しよう。

通信量をチェックしてみよう

今現在、どのくらいモバイルデータ通信を使っているのかをチェックしてみよう。「設定」-「モバイルデータ通信」では「モバイルデータ通信の使用状況」がわかるが、これはあまりあてにならない。集計の締めが、キャリアと合っていないからだ。
確実なのは、各キャリアが提供しているサービスで確認することだ。

ソフトバンクでは、「My SoftBank+」というアプリをインストールすると確認できる。上限を超えて通信速度が低下するまでの残り容量が表示されるので、折を見てチェックすることで、ちょっと節約するなど、使い方を考えて利用できるはずだ。料金プランも確認できるはずなので、並べてチェックしよう。例えば、7GB使えるなら、月の半ばでは4GB程度残っていないと不安だ。逆に、毎月余裕がありすぎるなら、契約を安価なタイプに切り替える検討を始めてみよう。

画面はソフトバンクのアプリ「My SoftBank+」。
画面はソフトバンクのアプリ
「My SoftBank+」。
データ通信の利用状況がわかる。
データ通信の利用状況がわかる。

Wi-Fiのみを使う「賢い」設定方法

iPhoneの設定次第では、知らず知らずのうちに余分なデータ通信をしている可能性がある。例えば、アプリのアップデートが自動で行われている場合には、iPhoneに触れていない間にもどんどんデータがやり取りされている。

とはいえ、アプリのアップデートは自動で行われるのは便利なので、ぜひ設定しておきたい。その際に、「モバイルデータ通信」をオフにしておくことで、Wi-Fi環境に接続している際にのみアップデートされるようになるのだ。

iPhoneとiPadなど、複数の製品を使っているケースでは、どれかの端末にインストールしたアプリが、他の端末にも自動でインストールできる。この設定も同様にWi-Fiでの利用がオンにできる。

他にも、アプリ単体でも、Wi-Fiとモバイルデータ通信の利用を選べる物が少なくない。例えば、AppleMusicの再生では、音質によってモバイルデータ通信の利用を設定したり、YouTubeがモバイルデータ通信では利用できないように設定可能だ。データ通信を利用するアプリで設定できる可能性があるので、よく使うなら「設定」メニューの各アプリで一度チェックしておくと良い。

今回紹介したように、iPhoneの設定を変更すれば、特別に意識しなくても自宅や会社などにいるときに積極的にWi-Fiを利用できるようになり、モバイルデータ通信量を節約できる。うまく設定すると、データ通信の契約容量を下げることもできそうだ。

「設定」-「App StoreとiTunes Store」の「自動ダウンロード」で「APP」「アップデート」などをオンにしておくと便利だ。さらに、「モバイルデータ通信」をオフにしておくとLTEの通信容量を節約できる。。
「設定」-「App StoreとiTunes Store」の「自動ダウンロード」で「APP」「アップデート」などをオンにしておくと便利だ。さらに、「モバイルデータ通信」をオフにしておくとLTEの通信容量を節約できる。
AppleMusicでは高音質のデータを利用する際のみデータ通信をオフにすることも可能。
AppleMusicでは高音質のデータを利用する際のみデータ通信をオフにすることも可能。
YouTubeなどさまざまなアプリでデータ通信のオン、オフを設定できる。
YouTubeなどさまざまなアプリでデータ通信のオン、オフを設定できる。

※本記事の内容は2015年11月10日時点の情報です。

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戸田 覚 プロフィール
1963年生まれ。IT・ビジネス書作家としてキャリア25年以上。「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作累計140冊超。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。また、IT系、ビジネス系を中心に連載を月間40本以上こなしている。